改訂された台本を元に稽古。
改訂されたことにより、
これまでは表現的に「この一択しかない!」というシーンに他の選択肢が現れたり、逆に「選択肢がたくさん!」なシーンの表現的選択肢が、かなり限定されたり。
俳優として。
人として。
いろんなバージョンの自分で接した時に、
凄く面白い作品なのが自分にとっての『おとながたり』です。
人生は選択の連続。
いつ起きて、
いつ寝て、
何を食べて、
どこに行くのか。
その選択次第で、道筋が変わる。
たくさんある舞台作品の中から、
様々な過ごし方の中から
『おとながたり』を観劇することを選択して貰えたこと。
凄く凄く、有難いことだと感じてます。
出演を決めたキャスト陣にも、同じことを感じます。
とてもとても、有難いです。
この「ありがとう」の気持ちを込めて、
出演者の方々に、
その人から感じる「色のイメージ」を唐突ですが、書き記しておきます。
あ、オーラとかじゃないです、オーラとか霊的なものとかは、見れないです。
月野原りんさん
→金とか銀とか白
宇田奈央子さん
→薄い黄色と濃い緑
中村和之さん
→橙色
戸塚まるかさん
→そら豆色
窪田悠紀子さん
→パープル
小松聖矢さん
→ブリリアントグリーン
ちあきさん
→コーラルピンク
笠田康平さん
→水色とボルドー
神馬彩さん
→紅
菅野真紀さん
→朱色
北川コヲさん
→スパッタゴールド
下平久美子さん
→若紫色
鈴木啓子さん
→若草色
鈴野歩さん
→桜色
田中聡子さん
→パッションレッド
津田夏那さん
→レモンイエロー
藤本忠正さん
→群青色
久光真央さん
→マゼンダピンク
こんな色を感じてます。
さて、観に来てくださるお客様は、
何をどのように感じられ、想うのでしょうか?
「賛否両論ある作品」みたいな感じらしいですが、私からすると、この作品に、賛同も批判も、到底付けられる作品ではない気がしています。私なら、賛同もできないし、批判もできないです。
なぜなら「そこで生きた人がいた」から。
そこで生きた人に対して、アレがダメだ。これは良い。だの言ったところで、根本的解決にはならないし、解決させようとして、良かれと思って、たくさんの人がそのために、動いた時代「赤線地帯」で生きていた人々の物語がバーチャルリアリティとして展開されます。
そして、今を生きる私達は、何を選択して行くのでしょう。
ただし、ハグハグ共和国が今回描き出していく舞台作品は、もちろんフィクション。
だから、ダメだの、良いだの、好きだの、嫌いだの、思考や感情の赴くままに、いろいろな御感想を頂きたいなぁ、と、思います。
そう、『おとながたり』を、語って頂きたいのです。
その日が来ることが、とても楽しみで、とても怖い。
そんなわたくし、「伊喜真理」(9月25日から「生粋万鈴」の名義で活動をします)のおとながたりでした。
最後に、かんまきさんの震える写真を添えて。